【売れるしくみのコラム No.40】スケールする
事業の検討をする際には「新規性」「独自性」「実現可能性」「収益性」「成長性」などを考える。
「スケール」は成長性にあたる。
スケールという言葉は「目盛り」「定規」「規模」を意味する。
スケールメリットという言葉から派生して「スケールする」「スケーリング」などというようになっている。
成長性を考えることは事業にとってもちろん重要である。
とくに、フリー<無料>からお金を生み出すという考えでの事業を考えると、スケールにより得られる優位性が高いビジネスモデルとなりやすい。
シェアを獲得してからマネタイズ(収益化)するケースも多い。
投資家にとってこうした事業は成長性が高いモデルであるために魅力的である。
その一方で、このスケールに悩む経営者も多い。
事業規模を拡大しようとすれば、人員・設備などへの積極的な投資が必要になってくる。
しかし、投資にはリスクはつきものである。それだけではなく、事業拡大によって求められるのは技術面よりマネジメント力になる。
技術面でのスキルが高い経営者が現場から離れることがときに苦痛となるケースは多い。
マネジメントに移行したあと「現場の第一線で仕事をしたい」という欲求に駆られるのだ。
事業において「スケール」することによるメリットも多い。また、スケールが得意な人も多くいる。
役割のマッチングがうまくいくことが社会にとっても意義があることになる。
北林弘行
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