【Webマーケティング】ネット集客を成功させる5つのポイント 3つめ
前回はターゲットについて書きました。
定めたターゲットの次に必要となるのはコンセプトです。
<ポイント3>コンセプト
コンセプトとは「概念」「意図」「構想」です。
コンセプトには「事業コンセプト」「ブランドコンセプト」「商品コンセプト」「マーケティングコンセプト」などがあります。
ここで重要なのは「マーケティングコンセプト」です。
マーケティングコンセプトは、それぞれの事業によって異なる部分と、時代と共に変化する部分とがあります。市場において需要に比べ供給が追いついていない時代においては「生産志向」による考えで十分ですが、需給バランスが取れてくると製品同士の比較が進むため「製品志向」となり製品の機能などが重視され始めます。さらに需要よりも供給が多くなってくると製品在庫が余剰となるために販売を強化するようになり「販売志向」となり広告や営業が重視されます。しかし、こうした強い販売をしても製品が売れなくなると製造側の考えよりも消費者側の考えを重視する「顧客志向」へと変化していきます。プロダクトアウトからマーケットインへの志向の変化が起こります。この後、供給側はさらに工夫し、より細かい単位の対象に対してアプローチする「個客志向」、製品だけではなくプラスアルファを提供する「サービス志向」、自然との調和を重んじる「環境志向」、個人だけでなく社会全体とのつながりなどを重視する「社会志向」など様々なマーケティングコンセプトを持つようになります。その背景には、景気・経済、環境問題、人口問題、情報技術、国際化などのマクロな影響と、競合の製品動向や市場の流通変化なども見逃せません。
こうした中で、自社の強みを生かし、他社との差別化を図るために、コンセプトワークをします。
コンセプトワークでは、
1.ペルソナ
2.ベネフィット
3.アディッドバリュー
の3つをチェックしていきます。
1.ペルソナ
ターゲットする人物の志向、考え、価値観、悩み事、困りごと、ライフスタイル、属性などを具体的に想定していきます。
人物イメージを高めることで類似オーディエンスに対するアプローチも容易になります。
2.ベネフィット
提供する商品・サービスが買い手・使い手にとって、どのようなベネフィット(利便性)があるのかを想定します。
「選ばれる理由」と言ってもいいでしょう。他社製品に対する優位性や、自社製品の独自性を具体的・定量的に確かめます。
3.アディッドバリュー
基礎的な価値だけではなく、その商品・サービスを購入することで起こる買い手・使い手の嬉しい変化も重要です。
プレゼントなどの場合、相手の反応も付加的な価値になります。自身が他の人に話したくなるなども同様でしょう。
商品・サービスそのものだけでない価値も確認しておきたいです。
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