【売れるしくみのコラム No.018】注目されるアドボカシー
マーケティングの神様ともいわれるフィリップ・コトラー教授が2017年に発刊した著書「コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則」のなかで提唱した5A理論のなかにあるアドボカシーが注目されている。
コトラー教授は、スマートフォンとソーシャルメディアの発達によって、オンライン上での個と個のつながりが深まり「接続性の時代」になったとしている。デジタル化によって買い方(カスタマージャーニー)は大きく変わったが、特に、推奨する力を獲得し、さらに、伝統的なマーケティングとデジタルマーケティングを統合していくとしている。
要するに、従来より顧客は買うときと使うときの二度評価すると言われていたが、二度目の評価における推奨する力が増したということである。
たとえば、ある飲食店で食事をした場合、従来であれば、その食事について美味しかったなどの評価をして満足して終わることが通常であった。しかし、現在は、その食事に対する評価をソーシャルメディアを通じて発信することはごく普通のこととなっている。さらには、拡散(推奨)することを目的として店舗に訪れることも当たり前になっている。
こうした推奨力を手にした個人は、一つのメディアとしての影響力を持つようになっている。
アドボカシーとは「推奨」を意味する。
今後は、B2Cの分野だけでなく、あらゆる分野にある会社や商品が「推奨」の影響を受けることになる。
こうした現状に備え、さらに効果的に活用していくには「アドボカシー(推奨)」を重視したマーケティング戦略の検討が必要になっていく。
※Wikipediaより
フィリップ・コトラー(Philip Kotler、1931年5月27日 – )は、アメリカ合衆国の経営学者(マーケティング論)。学位はPh.D.(マサチューセッツ工科大学)。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院SCジョンソン特別教授。
北林弘行
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ブログでもそうですが、youtubeで実際に使用具合を披露してくれているのは欲しいものが高額商品であるほど見てしまいますよね。その場合は、欲しいだけど損したくない気持ちが大きい^^ただ、時間がないのであまりじっくり見れないですが。
ゲームも実況というのがますますジャンル確立されてきてますね。あれは推奨というより楽しみを共有していくのが強いかな
よっしーさん、コメントありがとうございます。
高額商品の場合、特に損したくないって気持ちがあります^^
推奨を見ると納得度が高まるんでしょう。
ゲームの実況はeスポーツに近い感覚でしょうか?
アドホック(推奨)を中心に見ることでいろんなヒントがありそうです。