【ブランディング】「ブランド」に備わる「3つの価値+アルファ」
ブランドを構成するもの
「3つの価値」
※機能性価値
※情緒的価値 +α
※自己重要感価値
機能性価値
「機能性価値」とは、たとえば商品などであればパソコンなど、計測速度、記憶容量、などの機能やその形、素材などの仕様、そして人のサービスなどの技術やノウハウなど機能性価値の評価軸は「良いか悪いか」である。
価格、使いやすさ、安全性、触り心地、耐久性、品質、、保証などの当然あるべき価値
例えばパソコンでいうなれば、1ギガバイトのハードディスクと1ギガバイトのハードディスクであればどちらが機能性に優れているかと聞かれれば全員が2ギガバイトと答えるだろう。
このように機能性価値は比較が容易であるため優劣がつけやすく、勝ち負けがはっきりしやすいので、機能的価値に重点をおいてしまうと、特典やキャンペーン、価格競争に陥りやすくなります。
情緒的価値
「感情的価値」・・・言葉の意味通り「感情に訴える」「人が物事によって起きる気持ち」のことです。
「心理的価値」・・・顧客自身の心理的欲求を満たす価値(権威性・独自性・感覚品質・経験のプロセスなど。
「観念価値」 ・・・消費者が商品やブランドに抱く、物語性や歴史性などの概念的な価値。
「認識的価値」・・・効果・効能であり、頭で理解できる価値のことです。
嗜好性、価値観などのマッチング性。単純に「好きか嫌いか」も。
印象、イメージ、安心感、心地よさ、優越感、快感、美徳などの五感で感じることができる満足獲得の価値。
自己重要性価値観
「体感価値」・・・人間が何かを体験することで実現される価値である。芸術を鑑賞したり、自然の美しさを体験したり、あるいは人を愛したりすることでこの価値は実現される。
「社会的価値」・・・個々の主体の,多くの客体に対する価値判断の総体が,その主体の〈価値意識〉である。また逆に,個々の客体が,多くの主体によって下される価値判断の総体が,その客体の〈社会的価値social value〉である
理想、希望、自己イメージを実現、または満たしてくれること。
さらに、満たされた状態の「自分が好き」になること。
志向性、差別化、社会協調性、共感性、伝統観などの自己実現的な価値。
+α
精神的価値
自分の精神度を満足させる自己満足系の「価値」とはレベルが違う。
「貢献的価値」・・・自分が誰かに貢献しているという価値
「利他的価値」・・・利己にベクトルを向けるのではなく利他のに向ける価値
これを「共創価値」と位置付けていて、顧客が共に盛り上げてくれている状況、社会貢献になる意識をもとに顧客参加型になる価値。
これからの時代この+αの精神的価値はより求められる時代になりそうです。
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